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鎌池 和馬 / メディアワークス

ようやっと24冊読み終えた。
4月の途中から読み始めたから、2ヶ月ちょい。ちょっとした苦行のレベルでした。
というのも、読んでておもしろくないんですよね。
設定自体はおもしろいのに。
作者は作家じゃなくて原作者になって、設定だけ提供してキャラ作りとストーリー作りをアウトソーシングするといいと思うの。

この作品に対しての感想はもうネット上に山ほどあると思うのでいまさら何をかいわんやという感じですが。
読んでて一番げんなりしたのは、全編通して作者の独り善がりでしかないということでした。
まぁ、思春期特有の万能感と無力感を突き詰めると、どうしても独善に陥りがちになるのはわかります。
だからこそ思春期ど真ん中の人や、いわゆる厨二病と呼ばれる人の中にはドハマりする人も出るんだろうし、そこまでいかなくても、ティーンに受けやすいってのはよくわかります。
でもそれだけ。
だから、思春期なんてとっくの昔に終えたおっさんとしては、全然つまらないわけですよ。

あと、ラノベって、いつからこんな文章になっちゃったんでしょうか。
無駄なお色気、モブ兼ギャグ要因としての男友達、全方位死角なしのヒロインずくめ。
以前『ちーちゃんは悠久の向こう』を読んだときにも思いましたが、これ、一昔前のエロゲのテキストそっくり。というか、むしろ劣化コピー版という感じ。
ハーレム展開でお色気満載でギャグ要員もばっちりいて、それなりに巻数も多いラノベ、といえば『セイバーマリオネットJ』がぱっと思い浮かびますが、なんか、根本的に違いすぎてて愕然とします。
ほかにも富士見ファンタジアなら『卵王子カイルロッドの苦難』とか、電撃なら『タイムリープ』とか、角川スニーカーなら『FIGHTER』とか、ラノベでもぐっと読み応えのある作品っていっぱいあったと思うんですけど、なんだかあの頃の輝きが全然なかった。
非常に残念。

22巻の後は「新約 とある魔術の禁書目録」とタイトルが変わってナンバリングも一新されるということで、ある程度物語も一区切りついたんだろうと思って大人買い(中古だけど)してみたんですが、物語全っ然進んでないし。というかこれだけの巻数重ねて物語自身がほとんどないし。
この、いびつでほつれまくった大風呂敷をどう畳むのかは気になりますが、これからまた「新約」を買い揃える気にはなれない。
完結したら、wikipediaかなんかで設定とあらすじ読めば満足するレベル。
さっきも書きましたが、本当に残念。
ラノベが馬鹿にされるのも仕方ないな、と思いました。
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