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ハンバート ハンバート × COOL WISE MAN / ユニバーサルジャパン

01.おなじ話 総天然色バージョン
02.23時59分
03.狼煙 HWMボーカルバージョン
04.二人の記憶
05.ラストダンスは私に

初回限定版DVD
「23時59分」ミュージックビデオ(山岸聖太監督)
「おなじ話」「罪の味」ライブ映像(2011年6月、下北沢インディーファンクラブにて収録)

ハンバート ハンバートとCOOL WISE MANのコラボレーションアルバム。
たった5曲しか収録されていないのが非常に残念。
遊穂さんの声、スカも似合うね。

「23時59分」が秀逸。
キャッチーでポップな曲に合わせ、軽快に踊るような声。紡がれるのは「我々は宇宙からきて 我々は宇宙に還る」。明らかに「ワレワレハウチュウジンダ」に対するオマージュが込められたコミックソング。
と見せかけて、よくよく聴くと歌詞が深い。
我々は宇宙から来て 我々は宇宙に還る
我々の住むこの世は 黄昏のせまる世界
我々は海から生まれ 我々は土に返る
我々のこの体は かりそめの旅の宿

いろんな意味に取れますね。
もちろん、ここだけではなく、他の歌詞とも合わせるとさらに世界が広がります。
これ、ライブで聴くと楽しかろうなぁ。

しかし、なんといっても「おなじ話」ですよ。
ハンバート ハンバート屈指の名曲が、バージョンを変えて生まれ変わりました。
何度聴いてもいいなぁ。
「おなじ話」は非常に物語性の高い曲で、そこから読み取れる物語は、少なくとも3つあると僕は思います。
中でも、今回のバージョンだと、女はもう死んでいて男がその幽霊に語りかける――『今度は愛妻家』パターンが映えます。
スカの持つ陽気さ、軽快さが、かえってこの曲に含まれるかなしみを浮き彫りにしていて、悲劇性を際立たせているようでした。きれい。
谷川史子さんの描く失恋と相通ずるものがありますね。
直接描くのではなく、輪郭をなぞることでそのものがより強調される。
なんだかんだで日本人的感性なんだよなぁ、と思います。
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