西尾維新 / 講談社

心に茨を持った小学五年生・供犠創貴と、“魔法の王国”長崎県からやってきた転入生・水倉りすかが繰り広げる危機また危機の魔法大冒険! ついに現れた最強の“天敵”を相手に二人の打つ策は──!?
りすかの二巻です。
とはいっても、第四話「敵の敵は天敵!」第五話「魔法少女は目で殺す!」はファウストの方で読んでいたので、第六話「出征!」を読んだだけなので今更と言えば今更ですが。
物語も序盤が終わり、ようやく動き始めたといった感じです。
敵キャラの配置、大ボスの目的、仲間の獲得と目的、そうしたものが大体終わったのが五話。いままで抽象的な表現でしか現されなかった創貴の根っこが描かれたのが六話。微妙に伏線が潜んでるっぽいですが、それがどう影響してくるのやら。
言葉の選び方使い方書き方はさすが西尾維新、と感心するばかりですが、なんで魔法少女なんだろう。おもしろいからいいけど。