小林めぐみ / 富士見書房

歳は16、花の女子高生。小説家で物理オタクで、さらに人妻!?
奇妙・奇天烈・奇想天外、そしてちょっぴりセンス・オブ・ワンダー!
小林めぐみが贈る“おさな妻”SFコメディ。
本屋で「あー、小林めぐみがまた変なの書いてるよー」と思って手に取ったのが運の尽き。
“女子高生”“物理オタク”“おさな妻”“SFコメディー”。
嗚呼。
これを小林めぐみが書くんですよ。
抗えますか。抗えません。
なんていうか、ちょっといくらなんでもやりすぎだろう、ってな感じでした。
短編SFコメディーなんですが、無茶しすぎです。
設定に無理があると思うのは僕だけでしょうか。なんで女子高生で人妻やってんのか、とか、なんで宇宙人(というか、変人奇人)にそんなに免疫があるのか、とか、ちょっぴりどころかほとんど全編センス・オブ・ワンダーしまくりじゃねえかよ、とか。
一人称の勢いで乗り切った! 感がとても強かったです。
SFや物理トークは嫌いじゃないので、そこそこ面白く読めました。が、このノリには少しついていけないかも、と感じる今日この頃。