脚本・構成:浅井慶 / 12EXperience

10年ぶりの同窓会、会場へ向かう途中セスナが墜落、泳ぎ着いた先は無人島。
誰もいない島、佇む小屋。
廃墟なのか楽園なのか、帰りたいのか帰りたくないのか。
なにはともあれそこで始まる女四人の共同生活。
舞台です芝居です、おお、金沢初観劇です。
上手いですー、面白いですー、クオリティ高いですー。
いや、実際、思っていたより、ずっとずっと満足できました。
随所に笑い所があって、もちろんシリアスな所もあって、音と光と演技の競演。
舞台の真髄ですね。テレビや映画とは似ても似つかない空間でした。
役者さんの演技も良かったのですが、本がとても素直というか分かりやすいというか。見ていて、すとんと言いたいことが落ちてくる感じでした。
ゴミに囲まれ、ゴミに支えられる島での生活。
入口が出口。出口が入口。
先の保証なんてないけれど、日本へ帰るため暗い海へダイブ!
夢を片手に楽園での現実逃避、そこへ至るのもそこから還るのも同じベクトルの向きが違うだけ、将来のことなんて分からないけれど、飛び込むしかない現実。
楽しいですねぇ。映画とは、やはり臨場感が違います。テレビなんて比べるべくもないですね。
これからも時間の都合がつく限りできるだけ見ていきたいと思います。