タテタカコ
タテさんのライブシリーズ、「稜線の彼方へ」。行ってきましたよ。
金沢での公演があることを知ったときは、も、狂喜乱舞しました。それから待つこと数ヶ月。ついに当日です。
会場は「もっきりや」という小さなお店。ライブハウスではなく、ジャズ喫茶です。
なので、近い! 一番遠い席に座っていても、歌っているときの表情がはっきり見えるくらいに近い。
まぁ、あっという間にいっぱいになってしまって、結構前にいても、人の頭が邪魔で顔が見えるかどうかというところは微妙な感じでしたが。
でもいいんです。顔を見に来たんじゃなくて、うたを聴きに来たんだから。
楽器はピアノのみ。あとは彼女の声。
入ってきたときは、その小さな背中に驚いてしまいましたが、歌うと、もう、別人のようです。いったいあの小さな身体のどこからこの声が……という感じ。でも、曲の合間のおしゃべりでは、やっぱりどこにでもいそうな普通の女の子(や、年上なんですけどね)で。うたを歌う人なのだなぁ、と、妙に納得してしまいました。
ピアノがあって、タテさんが歌って、皆が耳を澄ます。あの空気は独特ですね。生で聴く歌声は、CDから流れてくるものとは違います。より真に迫ってくる、というか。むー。あのときのすばらしさは、やはり言葉にできる類のものではないような気がします。
あぁぁ、また聴きたいなぁ。
『稜線の彼方へ』を店頭で買うと、先着でミニ詩集がもらえたのですよ。でもね、金沢ではCDが手に入るかどうかも微妙なわけですよ。だから、これ、ネットで買ったんですね。
で、会場に行ったら、CDとともに詩集が! 積んであったのです。
思わず「CD買わないと駄目ですか?」って聞いたところ、「そういうことになってますので……」という返事。そのときはそれで諦めたのですが、ライブが終わったときには買ってました。CD。
というわけで、いま手元に同じCDが二枚あります。
まぁ、一枚は初回限定版DVD付きで、もう一枚は通常版(未開封)なので、正確には同じではありませんが。
詩集は、『そら』『裏回線』『稜線の彼方へ』に収録されている曲の歌詞と、「そら」「裏回線」「稜線の彼方へ」という書き下ろしの詩が三つ、という内容でした。
ちょっとばかり自分で自分に呆れますが、それよりも満足度の方が高いのでいいのです。きれいな詩が読めたから。
あぁあ、長野に行きたいな。ていうか飯田に。