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作・演出:風李一成 / 劇団KAZARI@DRIVE
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アメリカ、ジャージー・シティ、ダウンタウン。一棟の古びたアパートメントに様々なジャンルのアーティストたちが、そこをアトリエとして、互いに刺激を与えながら生活を送っていた。
そう、かつてのソーホーのように。
ところが、そのアパートメントを取り壊し、高層マンションを立ち上げる計画が浮上、芸術家たちは組合を作って抵抗するが、管理者はあらゆる手を使って住民の追い出しにかかるのだった。果たして、再開発の荒波に翻弄される芸術家たちの運命は? アートはなんのために存在するのか?!



今回のKAZARI@DRIVEの公演は、金沢でいまもっとも注目の空間、21世紀美術館シアター21で行われました。
美術館自体には何度も足を運び、また、シアター21にも映画の上映で何度か訪れたことはありました。
しかし、演劇は今回の公演が初めてです。
わくわくしました。

美術館のイメージ、シアターの設備、それらの雰囲気が加わることで、よりスタイリッシュな舞台として演出が施されたのではないか、と思います。芸術村は芸術村なりの良さがあるのですが、今回のこの舞台は会場と良く合っていたと思います。

以前『Hydra』を観たとき、上手いんだけれど、どことなくミュージカル調な演出にちょっと退いてしまい、次を観て、この劇団を評価しようと決めていたのですが、心配した拒否反応は起こりませんでした。
前回の芸術村と今回のシアター21の、音響の違いかな。若干、今回の方がクリアで響くいい音だったように思います。

物語は、あらすじにある「アーティストv.s.管理者」なのですが、ところどころで『ニーベルンゲンの指輪』が挿入されます。
芸術とはなにか。そこに著される本質とはいったいどういうものなのか。
実に上手い作りだと思いました。『ニーゲルンゲンの指輪』があるおかげで、わかりやすさが格段にアップしています。その選択の妙に感心しました。



KAZARI@DRIVE
http://www.kazari-rocks.com/kazari-drive.html
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