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村下孝蔵 / ソニーミュージック

1. 花れん
2. 私一人
3. りんごでもいっしょに
4. ソネット
5. つれてって
6. 落葉
7. かげふみ
8. とまりぎ
9. アンバランス
10. しゃぼん玉
11. だめですか?
12. 似顔絵
13. 踊り子
14. レンガ通り (スペシャルトラック)
15. ゆうこ (スペシャルトラック)
16. 春雨 (スペシャルトラック)
17. この国に生まれてよかった (スペシャルトラック)
18. 初恋 (スペシャルトラック)

当たり前の話ですがいまさら初見の曲なんてないわけで、ニューアルバムです、といわれてもそれほど購買意欲はわきません。
が。
14~18の5曲はスペシャルトラックということで、未商品化ライブ音源。
ああ、もう、ずるいなぁ。
しかも「初恋」、「春雨」は定番みたいなもんだけど、なんと「この国に生まれてよかった」のライブ音源!
うーわぁ、良かったよぅ。

タイトルのとおり、このアルバムには哀しい恋の歌ばかりが収められています。
けれど、聴いていて湧き上がってくるのは、決して悲しい気持ちではありません。
悲しい歌だからこそ、聴き終わったあとにやさしくあたたかい気持ちで心が満ちていきます。
こんな思いはしたくないな、こんな思いはさせたくないな、後悔させたくないな、後悔したくないな。
だから大事な人を、きちんと大事にしよう。
そんな風な気持ちになれます。


それにしても村下さんの歌はうつくしいなぁ。
「この国に生まれてよかった」は、メロディも歌詞も珠玉です。
現実にはどこにもないし見たこともない、けれど誰もが知っている、「うつくしい故郷」がまざまざと目の前に浮かんできます。
震えるなぁ。

あと、「春雨」の
いつも ひとり聴いた 古いレコードに傷をつけた

という歌詞も実に秀逸。
失恋したからといって、思い出のすべてが色褪せるわけではない。未練はまだまだあるし、なにもかもを捨てられるわけじゃない。
それを「レコードに傷をつける」という行為で表しているのがすごい。
傷のついたレコードはもう聴けない。けれど、往時と変わらない姿は残る。
なんか、こう、言葉にできないことをさらりと見せてくれるセンスが。うん。

村下さんのセンスの良さは、「ゆうこ」のサビの部分にもよく現れている。
言い出せない愛は 海鳴りに似ている
遠くから絶え間なく寄せ 胸を強く揺さぶる

あぁ。もう。
なんてすばらしい。
この言葉選びのセンスは比類ないと思います。
本当にうつくしいですねぇ。
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