くるり
eastern youth
倉橋ヨエコ
GOING UNDER GROUND
サニーデイ・サービス
BEGIN
小谷美紗子
□□□
Base Ball Bear
ガガガSP
GO!GO!7188
THEラブ人間
毛皮のマリーズ
このアルバムのことを知ったのは小谷美紗子さんのホームページでした。どうやら今作に収録されている楽曲はオリジナルとアレンジも変わらないみたいだし、正直どうかなと思ったんですが、そのほかの面子――eastern youthに倉橋ヨエコ、Base Ball Bear――を見て興味惹かれました。
以前タテタカコさんのライブでたまたま隣り合った人と話をしていて、「他に好きなアーティストは」って話題になったんです。そこで二人とも小谷美紗子、矢野絢子、寺尾紗穂の名前を挙げて、びっくりするより先に苦笑したことがありました。類は友を呼ぶってのは本当なんだなぁ、とこのときしみじみ思いました。
アンソロジーやオムニバスは、この類友効果のおかげか、「あ、この人好きだ」と思う人の作品が入っていれば、他に当たりが入っている可能性は非常に高いです。僕の個人的経験上。
というわけで買ってしまいました。
結果。
倉橋ヨエコ、GO!GO!7188、THEラブ人間がものすごくよかった。
倉橋さんは、ライブハウスとかで名前は良く見てたんですが、聴いたことがなくて。
ようやく聴いてみたらものすごいよかった。なんだろう、スタイリッシュな矢野絢子って感じ。
女らしい(といっても、かわいらしいとか乙女チックとかではなく、エグみに近いような)力強さを持っているけれど、音がスマート。わくわくする音でした。
GO!GO!7188とTHEラブ人間は、なんだかつかみどころがない。こんなかな、と自分の中でイメージを固めようとすると、するりと手から逃げていく。そして耳が離せない。吸い寄せられるように耳が音を拾っていきます。
このアルバムを通して聴くと、「東京」という都市が抱かせるイメージがよく見えてきます。
ホームにはなり得ない、どこまでいってもアウェイの街。
華やかできらびやかであればあるほど、物悲しさが目立つ街。
まぁ、これは東京出身でないアーティストばかりだからなのかもしれませんがね。
ところで、「東京」という曲は127曲、「TOKYO」だと137曲もあるそうです。
「東京」にはそれだけの魅力があるってことなんでしょうね。
すごいや。