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Far

レジーナ・スペクター

1.The Calculation
2.Eet
3.Blue Lips
4.Folding Chair
5.Machine
6.Laughing With
7.Human Of The Year
8.Two Birds
9.Dance Anthem Of The 80's
10.Genius Next Door
11.Wallet
12.One More Time With Feeling
13.Man Of A Thousand Faces


車の運転中にもかかわらず、ラジオから流れてきた楽曲が耳に食いついて離れず、しかし忘れっぽい自分はすぐにメモしないと絶対に忘れてしまう自信があったので「れじーなすぺくたー、いーと」と目的地に着くまでひたすらつぶやきつづけました。
車を停めたあと、急いで手帳にメモを取り、果たしてそのまま1週間忘れていたという。
そんなわけで、実際の楽曲のメロディーや歌詞やテンポなんかがどんなんだったかはすっかり忘れてしまっていて、ただただ耳に食らいついてきた「すっげー好みな感じだった」という印象と、ささやくような吐息のような声が印象的なちょっぴり淫靡な雰囲気、というイメージしか残っていませんでした。

しかし、このイメージのみ、というのが逆に想像力と好奇心を刺激して、アルバム買ってみようという気になったのでした。

素直なピアノからバンド編成まで、音色はいろいろバリエーションがある上、この人、声が多様。高音から低音まで、実にきれいに伸びのある声で歌ってる。
音の作り方として、ピアノ演奏からはじまってどんどん音が足されていき、最終的にはいろんな音がミックスされていくという形だけど、うるさい感じや騒がしい感じはまったくない。ささやきや吐息やうめき声といった、ノイズとして片づけられてしまいそうなものまでメロディとして組み込み、音を作っているのはやっぱりちょっと淫靡。
一見してポップでキャッチーな感じがするけれど、聴けば聴くほど味わいの出る作品ばかり。遊び心がいっぱいというか。

あと、個人的にピアノ弾きの歌い手さんが好きなのも効いてますね。小谷さんとか矢野さんとかタテさんとか。中でも、ピアノとドラムの組み合わせはいいですねー。リズムとメロディがガンガンに絡みまくって、渾然一体となった感じがたまりません。


今回のアルバムの中では、きっかけとなった「EET」と、4曲目の「Folding Chair」という曲が特によかった。
「EET」は、も、何度も繰り返しになりますが、“eet”というフレーズの発音が淫靡。嫌らしさのないいやらしさで、かといってカラッとしたオープンな感じでもなく、色っぽく艶っぽい湿りけが十二分にあって。
どきどきします。
耳元でささやいてー! みたいな。

「Folding Chair」は、サビが非常にリズミカルでメロディアスで秀逸。
ぐっと心をつかまれました。
単純にかっこいいだけじゃなくて、遊び心にも満ち溢れてる。
1回目はメロディに乗せてなめらかな「Oo」の繰り返し。
2回目は直前の歌詞のDove(鳩)を受けて、今度はリズムに乗せて歯切れの良い「Oo」の繰り返し(つまり鳩の鳴き真似になってるんですね)。
3回目は「Eyes」の「Ey」をリズムに乗せて高らかに歌い上げ、最後の最後にささやくように「Eyes」と結ぶ。
緩急の付け方もすばらしく、聴いていて本当に心地良い。
名曲だと思います。

たまに聴く分には洋楽もいいもんですね。
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