コロロギ岳から木星トロヤへ

小川一水　／　早川書房

西暦2231年、木星前方トロヤ群の小惑星アキレス。戦争に敗れたトロヤ人たちは、ヴェスタ人の支配下で屈辱的な生活を送っていた。そんなある日、終戦広場に放置された宇宙戦艦に忍び込んだ少年リュセージとワランキは信じられないものを目にする。いっぽう2014年、北アルプス・コロロギ岳の山頂観測所。太陽観測に従事する天文学者、岳樺百葉のもとを訪れたのは……。21世紀と23世紀を“つないで”描く異色の時間ＳＦ長編

悲惨伝

西尾維新　／　講談社

全住民失踪事件を調査するべく四国を訪れた、地球撲滅軍第九機動室室長・空々空。
利己的で感情を持たない、十三歳の少年にして、英雄。
何者かによる四国脱出ゲームに巻き込まれた空々空は、謎めいた年上の魔法少女、杵槻鋼矢と同盟を結び、勝ち抜くために必要な『ルール』を探すことに。
不明室が企てる『新兵器』投入が刻一刻と迫り、敏捷な影が二人を追う！　悲鳴からはじまり、悲痛な別れを繰り返す英雄譚、第三段。

あまちゃん

クドカンが朝ドラを書く、ということで楽しみにしていました。実際に見て、さすがクドカンだと笑ってしまいました。おもしろいのは、まぁ、予想の範囲内だとして、俳優陣の豪華なこと！　舞台役者や個性派をよくぞここまで……というか、キワモノばっかじゃねぇかよ。いいわー。
そしてそんな（ある意味）尖った人々に囲まれてもまったく輝きを失わない能年玲奈。すばらしい。あの橋本愛と並んでも見劣りせず、多少荒削りではあるけれど、遜色ないレベル。いやはや、実にすばらしい。
このキャストとクドカンが組んでおもしろくないわけがないですね。

丕緒の鳥

小野不由美　／　新潮社

「希望」を信じて、男は覚悟する。
慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか――表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名もなき男たちの清廉なる生きざまを描く全4編収録。

2013春ドラマ

ガリレオ
家族ゲーム
潜入探偵トカゲ
猿飛三世

今期はこの4本を見てました。