忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

監督:石川寛

大学からの友人である、ジンコと素子。ある日、同じく大学時代の友人で、一人だけ地元で暮らしているミキの妙なうわさを耳にする。それは、彼女が自分から海に飛び込んでおぼれたものの、助かったというものだった。ジンコたちは休みを合わせ、うわさの真相とミキの様子を確かめようと、彼女のいる町へと向かうことにする。ジンコが勤め先の図書館で出会った原木も運転手として加わり、一泊二日のスケジュールで三人は旅に出た……。


石川監督と宮崎あおいが再び組むなんて!
『好きだ、』を思い出し、ものすごく興奮しました。これは見逃せない。


もう、ほんと、この監督の撮る映像はたまらないなぁ。
空気がね。とても透明で気負いがない。
ため息が出ます。良い。

そして出演陣。
女性陣がサイコー。
宮崎あおい、安藤サクラ、吹石一恵。
この三人を配役する時点でセンスがよくわかるし、どんな映像を撮ろうとしているのかもわかりますよね。だから安心して見ていられました。
忽那汐里はどうなんだろうと少し不安でしたが、とびぬけた部分はないものの器用な人だな、という印象でした。役柄もあったんでしょうけど。基本的に人づきあいが苦手で、本人にもその自覚があるおかげで周囲と合わせるのが処世術、というキャラクタ。
そして。
なにより。
その忽那汐里のトラウマというかキャラクタのネックともなっている友人役に、韓英恵!!
前情報では主演の四人しか知らなかったので、いきなりスクリーンにあらわれたとき、不意打ち過ぎて身体が震えてしまいました。おおぉー、すごい久しぶりに見た。
すっかり大人になっていて、ものすごくきれい。そしてたまらない存在感。いい。ものすごくいい。
うーん、彼女の物語が見たい。
と、思わずにはいられませんでした。


しかし。
あらすじを読んだ感じからして、友達女子3人によるロードムービー+石川監督お得意のアドリブ感満載の空気感に満ち溢れた作品かと思ってました。
確かに女子三人は旅に出るけれど、その内友人なのは二人だけで、もう一人はなりゆきでついていくことになった知り合い以上友人未満な感じ。
んー。
自殺未遂をした友人に会いに行く、という、ただでさえデリケートな旅に、昨日今日知り合ったばかりの人を同行させるだろうか。まぁ、確かに事情が事情なだけに運転手を買って出たとしても、ご対面時は遠慮したりしないもんだろうか。
その部分に非常に違和感を覚えました。

「人と人との距離感のつかみ方、その距離感のはかり方」が物語のテーマとしてあるんだろうな、と思いますし、そうすると登場人物すべてが気の置けない友人だけではいけないんだろうな、ともわかるんですが。
どうしても物語の「核」がしっくりこないので、映像自体はとても好みだし、演出も最高、出演陣も言うことなしなのに、佳作とは言いがたい。。。なんとも微妙な感じでした。


ペタル ダンス
http://www.petaldance.jp/
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
PR
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
Copyright ©   input   All Rights Reserved
Design by MMIT simple_plain Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]