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円城塔 / 早川書房

彼女のこめかみには弾丸が埋まっていて、我が家に伝わる箱は、どこかの方向に毎年一度だけ倒される。老教授の最終講義は鯰文書の謎を解き明かし、床下からは大量のフロイトが出現する。そして小さく白い可憐な靴下は異形の巨大石像へと挑みかかり、僕らは反乱を起こした時間のなか、あてのない冒険へと歩みを進める――軽々とジャンルを越境し続ける著者による驚異のデビュー作、2篇の増補を加えて待望の文庫化!
早川書房

日本SF界の礎にして最先端であり続けた専門誌<SFマガジン>の創刊700号を記念したアンソロジー【国内篇】。1959年の創刊当時から現在までの掲載作品から、平井和正、筒井康隆、鈴木いづみの傑作短篇、貴志祐介、神林長平、野尻抱介、秋山瑞人、桜坂洋、円城塔の書籍未収録短篇の小説計9篇のほか、手塚治虫、松本零士、吾妻ひでおのコミック3篇、伊藤典夫のエッセイ1篇を収録。編者・大森望による「編集後記」も併録。
梓崎優 / 東京創元社

カンボジアの地を彷徨う日本人少年は、現地のストリートチルドレンに拾われた。「迷惑はな、かけるものなんだよ」過酷な環境下でも、そこには仲間がいて、笑いがあり、信頼があった。しかし、あまりにもささやかな安息は、ある朝突然破られる――。彼らを襲う、動機不明の連続殺人。少年が苦難の果てに辿り着いた、胸を抉る真相とは?

僕が泣く必要は、きっとないのだ。
あかほりさとる / 集英社

あたし神野八純。この世界と魔界を繋ぐ「門」の守護者“防人”をやってる女子高生!!
ただでさえ悩みの多いお年頃なのに、「門」をめぐる、争いのタネが尽きないのよね。
でも気になるのは、愛しの弟、巧のコト。
この子がこの戦いの切り札ですって?
「門」がどうなろーと関係ないっ!!
あたしから巧を奪おうとするヤツは全て敵よっ! くらえ! 炎のチューリップ!!
京極夏彦 / 講談社

 昭和二十八年春。小説家、関口巽の許に奇怪な取材依頼がもたらされた。伊豆山中の集落が住人ごと忽然と消え失せたのだという。調査に赴いた関口に郷土史家を名乗る和装の男が嘯く。――「この世には不思議でないものなどないのです」
 男が現出させたこの世のものとは思えぬ怪異。関口は異空間へと誘われてしまうのか? 六つの妖怪の物語で、「宴」の「支度」は整い、その結末は「始末」にて明らかにされる。

 昭和二十八年、裸女を殺害して、木に吊すという事件が蓮台寺温泉で発生。その犯人として逮捕されたのは、当時世間を騒がせた猟奇犯罪にことごとく関係者として連なっている作家、関口巽だった。関口は言う。「多分僕がやった。僕が木に吊して逃げるところを自分で見ていたのだから」――とまどう捜査陣。事態を混乱させるがごとく、街に溢れる奇怪なる宗教集団。「宴」の始末はいよいよ本書にて明らかになる!
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