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夢枕獏 / 早川書房

あらゆるものを螺旋として捉え、それを集め求める螺旋蒐集家は、新宿のとあるビルにm現実には存在しない螺旋階段を幻視した。肺を病む岩手の詩人は、北上高地の斜面に、彼にしか見えない巨大なオウム貝の幻を見た。それぞれの螺旋にひきこまれたふたりは、混沌の中でおのれの修羅と対峙する……ベストセラー作家、夢枕獏が仏教の宇宙観をもとに進化と宇宙の謎を解き明かした空前絶後の物語。(上巻)


人は、幸福せになれるのですか?
野に咲く花は幸福せであろうか?
――螺旋蒐集家と岩手の詩人、二つの孤独な魂から成る人間、アシュビンは、いくつもの問を胸に、果てしなく高い山を登りつづけていた。長い修羅の旅を経て、彼がその答にたどりついたとき、世界を驚嘆させるなにかが起きる……進化とは? 宇宙とは? 人間とは? 究極の問に対する答を破天荒な構成と筆致で描きあげた、これは、天についての物語である。(下巻)
草野たき / 講談社

律子が一つ年上の幼なじみで、誰もがうらやむ彼氏、琢己とつきあうようになってちょうど一年になる。そんなある日、琢己の口から、小学生の時に引っ越してしまったもう一人の幼なじみ、圭が琢己と同じ高校に通っていることを知らされる。圭の彼女と一緒にみんなで久しぶりに会おうという琢己の提案に素直に喜ぶ律子だったが……。

だけど、心が、身体が、
納得してくれないのだ。
石川宏千花 / 講談社

オレと公平は、小学校時代から無敵の存在だった。中学に進学してからもその「絶対的な力」を誇示したまま、二人でおもしろおかしくやっていけるはずだったんだ。それなのに――。

あの空の向こうに、オレたちは何を見たのだろう。
柴崎友香 / 新潮社

1945年に広島にいた祖父。
大坂で生まれ育ち、2010年の東京で一人で暮らす36歳のわたし。
無職生活を続ける友人の中井、行方不明の「クズイ」……。
戦争や震災など過去の記憶と、65年前に書かれた作家の日記が交錯し、現実の時間が動き始める。

わたしは、かつて誰かが生きていた場所を、生きている。
柴崎友香 / 筑摩書房

なんだか目の前で作業をしているうちに八年もたっちゃったよ。
自分の家族ができたら、もう少し自分のことを「ちゃんとしてる」と思えるだろうか。
恥らったり迷ったりしてる時間はないよ、うちらには。
だいじょうぶじゃない、って言える相手がいるなんて、きっととてもしあわせなことなんだろうな。
だって、何年後にどうなるかなんて誰にもわからないんだし。
そんな年頃の同級生3人。明日に向かって一歩ずつ。三人三様の一年間。
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