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柴崎友香 / 幻冬舎

好きです、と書いてある。
誰かが、私の恋人のことを好きなのだった。

恋より世界史が好きな女子高生、元彼の今妻のブログを見る二児の母、半年で離婚する男、恋人に会えないモデル、ラブレターを見つけたわたしと書いたあの子……
なんでみんな、恋なんていうややこしい感情を、わざわざ持とうとするんだろう。
かっこわるいくらい動揺して、はしゃいで、行き場のない思いを抱えて、羨んだり妬んだりもしないといけなくて、思いが通じたら通じたでいつ失うかとおびえて、周りの人間関係も複雑にして。それでもどうしようもない気持ちなんて、そうして必要なのか、よくわからない。
舞城王太郎 / 新潮社

部屋に現れた黒い影。
屋根裏に広がる闇の穴。
正体不明の真っ暗坊主。

そして私は存在しない存在。
あなたを見つめていることしかできない。

最愛の人がこんなに近くにいたことに気づいたのは、すべてが無くなるほんの一瞬前だった……。
作:ひょうた 演出:中津留章仁

大好きな映画配給会社への再就職が決まったアラフォーの独身女性。
そんなある日、付き合っている彼からプロポーズを受ける。
仕事と恋愛、そして人生と格闘する一人の女性。
木村多江が仕事と恋愛の狭間に揺れる等身大の女性を演じます。
作:木場球 演出:新津孝太 / 劇団ジョキャニーニャ

大学院生は、就職活動に悩んでいた。もう、6月だというのにまだリクナビにエントリーすらしていない。
研究もうまくいっておらず、実験は失敗続き。遅刻続きでバイトもクビになってしまった。あんまり仲良くない姉にお金を借りに行かなければならない。できれば避けたいが、昨日から何も食べていない。姉の旦那さんは、カフェをやっているので、ご飯ぐらいなら食べさせてくれるかもしれない。そうこう思っているうちに、携帯がなった。

時同じくして、「椅子」は風呂に入って、たばこをふかしていた。
退屈だ。毎日、パチンコに行っているが、全然当たらない。昨日は、台を蹴飛ばして、店から追い出されてしまった。
ちくしょうあの店員、腹が立つ。「椅子」の携帯がなった。雇い主からの久しぶりの指令だった。
「椅子」は仕事道具のナイフを取り出すと、空を切ってみた。体は鈍っていないようだ。

―2人のクズが出会うとき、物語は動き始める。
(あらすじは変更されます)
荒川弘 / スクウェア・エニックス

ケーブルテレビでアニメが流れてて、そのオープニングに心鷲掴みにされました。
ポルノの「メリッサ」も知っていたし、この作品のことも知っていたけれど、この二つが合わさったときのかっこよさは、なんていうかもはや別次元でした。これが相乗効果か……と深く納得してしまいました。かっけえ。
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